瞳をあけてみるゆめ

久しぶりの日記更新…日を綴り更新するものが日記と考えれば、故に既に日記とは呼べない代物だけど。今日はもう12月24日、世間はクリスマスだけど皆様は何をしてお過ごしでしょうか。

僕はと言えば、先週遂に卒業論文を無事に提出して、企業の課題も済ませて部屋の片づけをしながらぼけーっとしています。

少し気分は早いけれど、今年一年間を振り返ると殆ど卒業論文を書いているか、就職活動をしているか、バイトをしているかで過ぎていった様な気がする。

その中でも卒業論文は本格的にテーマを決定したのは去年の夏ぐらい、それから文献を何冊も読み、メイン参考文献にいたっては何十回も熟読していたので、結果的に一年半は卒業論文に時間を割いていたかな。

その甲斐あって自分なりに納得出来る論文を書き上げる事が出来たので満足すると同時に少し気が抜けてしまっているのかもしれない。

とはいえ一月末に卒業論文の口述試問会があるので、今一度自分の書き上げた論文を読み込んで、何を質問されても答えられる様に、指摘を受けそうなポイントをまとめておかなければならないので、あまり油断もしていられないけども。

先日は卒業論文終了ということでゼミの打ち上げがあったのだけど、自分の卒業論文に対して良い評価を、自分の尊敬する先生からいただけたし、頑張って良かったと思えたよ。

論文の枚数が他の生徒より比較的多かったので良い評価をいただけたのかとも思ったけれど、そうではなく、内容が良かったとのお褒めの言葉をいただけたので嬉しかったな。

基本的に卒業論文の指導は先生一人に対して生徒多人数で行われるものなのだけど、僕はマンツーマンで指導していただいていたので、その指導に報いるだけの論文を書ききれたということもあり、ほっとした…ようなまだまだやれたような。

基本的に哲学思想って学問には答えは存在しないので、自分が望む限り永久に勉強を続けられる学問ではあるけれど、こうした形で自分の勉強の成果を形にすることは、これからの人生でもう無いかもしれない。

そう考えると卒業論文を書き上げてしまったことは嬉しくもあるのだけど、反面寂しさを感じてしまっている今日この頃なのです。

…とはいえ、これからも哲学思想を学ぶ事は終わらせはしないので、何時の日か卒業論文の続きを書ける日が来れば良いとは思うのだけど、言葉通りに何時の日になる事やら(笑)

また、卒業論文を終えたからと言って卒業が決定する訳ではないし、これからいくつかのレポートも提出しなければならないのでまだまだ学生としての自分の勉強は終ってはいないからいつまでもぼーっとはしていられないのだけど。

その課題も程々に終らせて、これからは自分の将来に直結する勉強、社会人としての勉強を始めていかなくてはならないし、来年の今頃はクリスマスとか言ってられない日々が始まっているんだろうな。

学生時代も自分がどれだけ努力したかは差として現れたけど、社会は学生時代以上にそういった差が数字として顕実に現れるので、自分を伸ばすための勉強をしていかなければならないな…と自分を奮い立たせる今日この頃ですが、寒さで布団から立ち上がれない日々が続いているよ(笑)


さて、話題をクリスマスに戻すと、昨日我が家でクリスマスパーティを行ったのだけど(…家族揃っての食事です。)、その際に母親が犬用のクリスマスケーキなるものを買ってきたので驚き。

売っているという話は良く聞いていたけれど、実物を目の前にしたのは初めてだったのでマジマジと眺めてしまった。

見た目は人間が食べるケーキと何ら変わりはないので、少し食べてしまおうかと思いつつも、さすがに止めておきました…人として。

だから味の方はどうだか分からないけれど、少し甘みがあるらしく、僕の家のサンタも喜んで食べていたよ。(写真参照)

生まれたての頃は大病を患っているなんて言われてたこいつが、今は元気にはしゃぎまわっている。

元気が有り余りすぎていていつも小さな事件を起こす弟と、弟の行動に振り回される家族。

そんな日常のひとコマに幸せを感じる自分。

デカルトが夢と現実の境界線をどう引くかについて議論していたけど、夢と現実を分ける境界線は論理的に導き出せるものなんかじゃないんだよね。

日常なんて瞳をあけて見ている夢に過ぎないかもしれないけれど、この感覚だけは本物、だから僕はここに居るって思える。

今年までの目線とは違う目線で来年からは生きていかなければならないけれど、基本は『Search And Destroy』。

何事に対してもアンテナを立て、興味を抱いたものには全力で立ち向かう姿勢が大切。

現実の厳しさを痛感すること、それこそが現実。

現実を見据えて現実に喰らいつけ。

IGGY POPもきっとそう言ってるさ。

色々あった学生時代、卒業論文を頑張った事、クリスマスの楽しい想い出も、振り返れば僕にとって大切な現実。

そんな事を考えていたらもう朝、そしてこの肌寒さも紛うことなく現実だ。